~ 耳温活とは ~
温活の効果を効率よくするためには特定の部位を温めて、全身に熱を運んでくれる”血液の巡りを良くする”とよいと言われています。
たとえば、お腹や下半身、他にも首、手首、足首といった3つの「首」が冷えないように重点的に温めるのは温活の基本です。
それに加えて最近の温活では、「耳」を温める”耳温活”にフォーカスされています。
耳には自律神経をはじめ多くの神経が通っているのにもかかわらず、冷えやすい部位になります。
また、街の中では工事や車・電車などの騒音も多く、最近だとスマホにイヤホンを繋いでいつでも手軽に動画や音楽等を楽しめることから、私たちの耳は多種多様な刺激を受けて疲れている傾向にあります。
耳は脳に近い場所にあるため、耳が疲れて不調になると様々な不快な症状が出やすくなると言われています。
たとえば
・耳鳴り
・頭痛
・気象病(天気痛)
・めまい、ふらつき
・睡眠障害
…などがあります。
どれも一過性であれば、さほど大きな問題はありませんが、慢性的に続くとストレスが増えて別の大きな不調を招いたり、運転中などに起きると事故にも繋がる可能性があるので放ってはおけません。
温活で意識する部位に「耳」も追加し、耳温活をして耳の疲れを取り除きましょう。
耳には多くの神経が通っており、耳温活が上手にできるとリラクゼーション効果も得られ、睡眠障害の解消や自律神経を整える助けにもなります。
耳温活は、睡眠トラブルや日々のストレスや疲労が取れない方にも、オススメできる習慣です。
ぜひやってみましょう。
~ 耳温活のメリット ~
耳には自律神経が多く通っています。
自律神経とは、私たちが生命活動をするために環境に合わせて身体をコントロールしてくれている神経です。
◆参考リンク
自律神経とはどんな働きをするのですか?(外部リンク)
この自律神経の働きが低下すると、身体の様々な調節がうまくできなくなり、
・倦怠感
・疲労感
・不安感
・不眠
・イライラ
・便通トラブル
・多汗症
…など、自律神経の乱れによる、不調の症状を挙げるとキリがありません。
耳を温めたりマッサージすることで、耳にある自律神経の中でも身体をリラックスさせる働きを持つ副交感神経が活発になり、全身の血行を良くしたり身体の緊張をほぐして、不眠やめまい、身体のだるさなどを解消する効果が期待できます。
気象病(天気痛)の緩和
気象病(天気痛)とは、天候などが悪化した時に頭痛がしたり、気分が悪くなるといった症状が出ることです。
よく雨が降ったり台風が来ると気分や調子が悪くなるという人がいるかと思いますが、この気象病(天気痛)の原因も耳の不調が影響していると言われています。
耳の穴の奥には”内耳”という、気圧の変化をキャッチするセンサーのような役割を持っている場所があります。
耳の疲れが溜まっていたり、自律神経が乱れていたりすると、この内耳の働きが低下してセンサーが過敏に反応してしまい、気分が悪くなるといった気象病の症状が現れます。
そのまま耳の不調を放っておくと天候の悪化だけでなく、エレベータでの昇降時や、車(電車)などで移動中にトンネルに入ったときなどにも、不快な症状が強く出る恐れがあります。
このように日常生活の中でも、気圧が変化する場面は潜んでおり、人によっては突然の不調によってパニックを起こしてしまう方もおられます。
耳温活で内耳の働きを正常に戻して、気象病(天気痛)の症状も緩和・解消しましょう。
◆参考リンク
「気象病」は気圧や温度・湿度の変動などで起こるさまざまな不調(外部リンク)
~ 耳温活のやり方 ~
疲れた耳をケアするには、普段の温活と同じように”温める”と”冷やさない”ことが大切になります。
いくつかの方法を紹介していきます。
耳を冷やさない
ふと耳を触ってみると、ひんやりしていると感じることが多いと思います。
耳は、他の部位と違って動かす機会が少なく血流が悪くなりがちです。
さらに皮膚が薄いため外気の影響も受けやすく、身体の中でもかなり冷えやすい部位と言えます。
肌寒い日は、マフラーや帽子で耳まで覆ったり、耳当てをするなどしてしっかり防寒しましょう。
耳を温める
カイロやホットタオルを使って耳を温めましょう。
勉強やデスクワークなどで疲れたときや寝る前のリラックスタイムに、カイロをほんの数分だけ耳を覆うように当てて温めると心地よく、疲労が軽減されるでしょう。
★ホットタオルはフェイスタオルと電子レンジを使って作れます。
やり方は、タオルを水に浸してからキツク絞り、水気をよく切ってレンジでチンすればOKです。
レンジの目安は、500〜600Wで30〜60秒です。
*熱くなり過ぎないように注意してください。
カイロを使うときも同様ですが、ほどよく温かい温度になっているのを確認してから耳に当てて使用してください。
また、発熱素材を入れられる耳栓・耳当て、ホットイヤリングなど、様々なタイプの耳を温めるグッズもあり、こういったものも耳温活で使えます。
気象病の症状が強い方は、耳の後ろ側の付け根あたりを温めると、内耳の血行を良くして症状を緩和させる効果が期待できます。
耳をマッサージする
耳には多くのツボ(経穴)があります。
指で耳を軽くつまみ、上下左右にゆっくり引っ張ったり、優しく揉んだりするなどしてマッサージすることでツボを刺激し、リラックスする効果があると言われています。
寝る前に耳を温めたりマッサージをすることで、血行を良くし、副交感神経を優位にさせて睡眠の質を高める効果も期待できます。
寝る前のリラックスタイムに、ぜひやってみましょう。
◆耳マッサージの参考リンク
耳マッサージってすごい!~自律神経を整えよう~(外部リンク)
◆美容を兼ねた耳マッサージの参考リンク
実は簡単!プロ実践の耳マッサージ(外部リンク)
~ まとめ ~
いかがだったでしょうか?
天気が悪くなると気分が悪くなるといった症状は、誰にでも多かれ少なかれあると思います。
しかし、人よりも強く症状が出る人は耳(内耳)のケアが必要かもしれません。
また、耳の調子や自律神経を整えることは、不眠などをはじめ多くの不調にも効果的になりますので耳をケアする温活習慣はオススメします。
冷えは様々な不調を引き起こします。
身体を温める温活をはじめて、健康と美容を高めてみませんか?
◆温活オススメ記事
・身体を温める”温活”の方法とは ー 基礎体温を上げて”冷え”と病気になりにくい身体にしましょう♪
・温活で心身ともに健康に – 低体温は心にも悪影響? うつ病の症状を緩和させる温活術とは
・冷え性の原因は運動不足 ー 温活の第一歩”ウォーキング”で身体の温める力を高めましょう
◆手軽に全身の温活力を高められる「酵素風呂」もオススメです
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