みなさん、こんにちは!
最近、「腸活」という言葉をよく耳にしませんか?
腸内環境(腸内フローラ)を整えることで、健康や美容に良い影響を与えるとされ、近年注目を集めています。
しかし、そんな腸内環境に悪影響を与える要因の一つに「喫煙(タバコ)」があります。
タバコを吸うことで腸内フローラが乱れ、健康に様々な悪影響を及ぼす恐れがあり、様々な健康問題を引き起こす可能性が高まります。
今回の記事のテーマは「喫煙が腸内環境にどのような影響を与えるのか?」です。
喫煙(タバコ)が腸内環境に与える影響を知ってもらい、「喫煙は控えるべきか?」について考える機会になればと思います。
喫煙者もそうでない方にも、ぜひ最後まで読んでいただき、腸内環境を良い状態に保つヒントになれば幸いです。
喫煙が腸内環境に与える影響
喫煙(タバコ)が健康に悪影響を及ぼすことは広く知られていますが、”腸内環境(腸内フローラ)にも悪影響を与える”ことがわかっています。
腸内フローラとは、腸内に存在する数百種類以上の細菌の集まりで、消化、免疫機能、さらには精神的な健康にも深く関わっています。
この腸内フローラの細菌には、「善玉菌」や「悪玉菌」といった文字通り腸に善い働きをしたり腸に悪い働きする細菌たちが存在し、その悪い働きをする細菌たちが増えすぎてしまうと、様々な健康問題を引き起こす可能性が高まります。
■喫煙による腸内フローラのバランスの乱れ
喫煙は腸内フローラのバランスを乱すことが研究で示されています。
具体的には、喫煙によって腸内フローラの善玉菌が減少し、”悪玉菌が増加する”傾向があります。
これにより、腸内環境の状態は悪い方に傾いてしまい、以下のような健康リスクを高める可能性があります。
・炎症性腸疾患(IBD)
喫煙は潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患のリスクを高めることが知られています。
これらの疾患は腸内フローラのバランスが崩れることで発症しやすくなります。
・過敏性腸症候群(IBS)
喫煙は過敏性腸症候群の症状を悪化させる可能性があります。
IBSは腸内フローラのバランスが崩れることで引き起こされることが多く、喫煙がその一因になることがあります。
・肥満と代謝異常
喫煙は腸内フローラのバランスを乱し、肥満や代謝異常のリスクを高めることが示されています。
腸内フローラのバランスが崩れることで、腸の働きが低下し、エネルギーの代謝や脂肪の蓄積に影響を与える可能性が高まります。
■喫煙による腸内の炎症
喫煙は腸内の炎症を引き起こすことがあります。
腸内で炎症が起きると”腸壁のバリア機能が弱まってしまい、有害な物質が血流に入りやすくなる”ため、全身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
腸壁のバリア機能
喫煙による炎症は腸の壁を傷つけてしまい、隙間を発生させてしまいます。
この隙間から多く物質を吸収しやすくなり、本来は弾くはずの有害な物質も隙間から侵入する可能性が高くなります。
腸壁に隙間ができることを「リーキーガット症候群」と呼びます。
リーキーガット症候群の状態になってしまうと、未消化の食べ物(タンパク質)や有害な細菌が腸壁の隙間から吸収され、その結果、体の免疫システムが過剰に反応する(アレルギー反応が起こる)ことがあります。
■喫煙の長期的な影響
喫煙の影響は一時的なものではなく、長期的に腸内環境にデメリットを与えることが多いです。
喫煙をやめた後も、腸内フローラが元の健康な状態に戻るまでには時間がかかることがあります。
慢性的な炎症
喫煙による慢性的な炎症が続いていると、腸内フローラの状態も回復しにくくなります。
炎症が続くことで、腸内環境が悪化しやすくなります。
喫煙後も、炎症を抑えるために腸にとって健康的な生活習慣(腸活)を続けることが重要です。
喫煙後の回復
一般的に、腸内フローラの細菌は約2週間で入れ替わると言われていますが、喫煙によるダメージを受けた腸内環境ではそれ以上に長くかかる場合があります。
喫煙は腸壁や免疫システムにも長期的なダメージを与えるため、腸内フローラを元の健康な状態に戻すためには数か月から数年かかることがあります。
喫煙による腸内フローラの乱れは、単に”細菌の入れ替わりだけでは解決しない”ということです。
電子タバコの影響
近年、電子タバコの使用が増えていますが、電子タバコも腸内環境には悪影響を与える可能性があります。
電子タバコは、通常の紙巻きタバコに比べて有害物質が少ないとされていますが、完全に無害とは言えません。
■電子タバコと腸内フローラ
研究によると、電子タバコの使用も腸内フローラのバランスを乱す可能性があります。
具体的には、電子タバコに含まれる化学物質も腸内の善玉菌を減少させ、悪玉菌を増加させることが示されています。
《炎症のリスク》
電子タバコも腸内に炎症を引き起こす可能性があります。
これにより、腸壁のバリア機能が低下し、リーキーガット症候群のリスクが高まることがあります。
《有害物質》
紙巻きタバコよりは有害物質が少ないとされている電子タバコですが、その蒸気には、プロピレングリコール、グリセリン、ニコチン、フレーバー化合物、ホルムアルデヒドなどの化学物質が含まれています。
これらの物質が、腸内フローラや呼吸器に悪影響を与える可能性があります。
中にはニコチンフリーの電子タバコといった、ニコチンを含まず依存性のリスクを下げる電子タバコもありますが、他の化学物質の影響は依然として存在します。
今のところ、電子タバコは紙巻きタバコよりも健康リスクが低いとされていますが、電子タバコの長期的な健康への影響についてはまだ解明はされていません。
完全に無害とは言えないので、”健康を最優先に考える”なら、「禁煙」が最も安全な選択でしょう。
◆禁煙方法の関連リンク
・禁煙方法の基本|成功率ランキングや自分に合った禁煙方法も紹介(外部リンク)
・禁煙の取り組み方と禁煙治療について(外部リンク)
まとめ
喫煙が腸内環境に与えるデメリットは多く、長期的な健康リスクを伴います。
電子タバコも完全に無害ではなく、腸内環境に悪影響を与える可能性があります。
正常な腸内環境を保つためには、喫煙を控えることが重要です。
しかし、禁煙は簡単な事ではありません。
タバコは自分のペースで無理なく徐々に減らすのも良いですが、どちらかというと”思い切ってやめる方が禁煙の成功率は高い”と言われています。
また、禁煙したいのに、どうしてもできない場合は、”禁煙外来に受診する”など、専門家のサポートを受けるのがオススメです。
腸内環境を整えることは、免疫力や代謝の向上につながり、健やかやな日々を送るためには「腸活」は大切です。
もし、今アナタが喫煙者なら「タバコをやめる」という選択は、アナタの健康を守る素晴らしい決断になるでしょう。
困難な時もあるかもしれませんが、時には周りのサポートを受けながら、少しずつ禁煙を目指していきましょう。
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