夏の”うっかりやけど”
カンカン照りの猛暑が続きますね。
夏のこの時期、「気を付けることは？」と聞かれて、多くの人が最初に浮かぶのは熱中症や日焼けだと思います。
しかし、夏のこの時期には、他にも危険が潜んでいます。
例えば、屋外にある金具や金属製の物は、この猛暑でかなり熱くなっており、うっかり触って”やけど”してしまったという事故もあります。
特に、小さいお子さんや赤ちゃんがおられる方は、公園の遊具やチャイルドシートに付いている金具で子供が”やけど”してしまわないように注意が必要です。
まだ体も小さく、大人よりも皮膚が薄い子供にとって、ちょっとした”やけど”が重症になってしまったり、やけど跡がシミのように消えずに残ってしまったりする恐れがあります。
また、実は日焼けも”やけど”に分類されています。
夏の日射しは強烈で、その日射しにさらされすぎると、酷い日焼けを起こします。
日傘をさしたり、UVカットの帽子や上着を羽織ったり、日焼け止めを塗るなどの対策が必要です。
日ごろから注意して”やけど”にはならないようにするのが一番ですが、夏は注意していても知らず知らずのうちに”やけど”をしてしまうケースがあります。
そこで今回は、夏の”やけど”についての対処法や、やけど後にできる”シミ”を酵素風呂の効果で改善が期待できる理由について紹介します。
熱いものにうっかり触ってできた”やけど”は正しく処置をして、その後しっかりケアすれば、傷跡もシミも残らず元通りになることが多いと言われています。
夏休みに、みんなで海水浴・キャンプ・BBQなど野外でレジャーを楽しむ予定がある人もおられると思います。
万が一にそなえて正しい知識を身につけて、家族や友人とひと夏の楽しい時間を過ごせるようにしておきましょう。
”やけど”してしまったら？
熱いものに触れて”やけど”になってしまったときは、適切に処置することで重症化を防ぎつつ、跡が残りにくくなります。
適切な処置といっても単純で、”流水で5分〜30分ほど冷やす”ことです。
注意点
①やけどした患部を、溜めた水などに付けるのは、水がぬるくなっていくので、あまりオススメしません。
②保冷材や氷のうで冷やすのも、冷たすぎて長時間使うと凍傷になってしまう恐れがあるので、これもオススメしません。
③冷却スプレーや熱冷まシートなども本来の使用目的とは違い、やけどの治療効果はないので適切ではありません。
（スプレーやシートの接着する成分が固まって、やけどした肌とくっついて剥がせなくなってしまう恐れがあります）
＊無理に剥がそうとするのは絶対にやめましょう、皮膚ごと剥がれる可能性があります。
以上のことに注意しましょう。
まずは、やけどした患部を「流水で熱を冷ます」ことが大切です。
また、服の中をやけどした場合も、やけどした肌と服がくっついてしまっている恐れがあるので、服は無理に脱がず、服の上から流水でしっかり冷やすようにしましょう。
ある程度冷やせたら服を脱いでも大丈夫ですが、服の素材によっては熱で溶けてしまい、肌とくっついてしまっている場合もあるので、念のため注意しながらゆっくり脱ぎましょう。
衣類と肌がくっついてしまっている場合は、無理に脱ごうとせず、そのまま皮膚科に受診しましょう。
ひどい日焼けによる炎症を起こしてしまった場合も同様に、すぐに冷まして炎症を悪化させないようにすることが大切です。
冷やしても痛みがずっと引かない、水ぶくれが酷いといった状態が続く場合は、我慢せず皮膚科で診てもらいましょう。
やけどによる色素沈着
やけどなどによって受けたダメージで肌に強い炎症が起き、それが原因で”シミ”のような色素沈着ができることを”炎症後色素沈着”と言います。
炎症後色素沈着とは、炎症による肌のダメージを回復・守ろうとして身体は活発に”メラニン”を生成します。
普段の正常な状態であれば、肌のターンオーバー（新陳代謝）によって、時間が経ったらメラニンは垢として肌から出ていきますが、炎症反応で過剰に生成されたメラニンは排出しきれずに”シミ”として残ってしまいます。
【シミの分類】
私たちが普段、一般的な”シミ”と言っているのは、おもに加齢による老人性色素斑と呼ばれるものです。
老人性色素斑は紫外線などの影響を長年にかけて受け、メラニンが蓄積されることによって発生するもので、炎症が原因でシミのような跡が残る炎症後色素沈着とは少し違います。
【メラニン】
メラニンはシミの原因と言われ、悪いイメージをお持ちの方もおられるかもしれませんが、肌の色を濃くしていることで紫外線のダメージをやわらげています。
肌は紫外線によって傷んだり老化を進めたり、様々な悪影響を受けます。
メラニン自体は肌を紫外線から守るという重要な役割があり、他にも、メラニンが減ってしまうと白髪などの原因となるので、メラニンと上手に付き合っていく必要があります。
◆参考リンク
メラニンとは？どんな働きがある？（外部リンク）
やけど跡と酵素風呂
きちんとやけどの処置をしたのに、炎症後色素沈着がいつまでも残るのは、その後のケアが上手くいっていないことが考えられます。
炎症後色素沈着が消えない原因は、おもに肌のターンオーバー（新陳代謝）の働きが鈍ってしまい、炎症によって過剰に分泌されたメラニンを排出しきれずに、肌にシミとして残ってしまっている場合が多いです。
酵素風呂とはお湯に浸かる温浴法ではなく、ひのきのおがくずや 米ぬかを発酵させたもので、その発酵熱により60〜70度(体感温度は43度前後)にまで温められています。
その中に砂風呂のように全身を埋めて入浴して頂く乾式温浴療法です。
（砂風呂のような重さはなく、フカフカで心地良い米ぬかです）
★酵素風呂の効能を詳しく知りたい方はコチラの記事をどうぞ👇
話題沸騰中！！米ぬか酵素風呂の驚きの効果とは⁈温活で免疫力UP！！
炎症後色素沈着のシミを消すのに、酵素風呂の効能はとても効果が期待できます。
やけど後のシミに効く酵素風呂の効能
酵素風呂の効能はたくさんありますが、その中でも、特に”やけど”などで起きる炎症後色素沈着の改善に期待できる理由を紹介します。
①肌のターンオーバー（新陳代謝）を活性化させる
②美肌効果
③保湿効果
①肌のターンオーバー（新陳代謝）を活性化させる
酵素風呂に入ると、酵素の力で身体は芯から温められます。
芯から温めることで、体温が上がり”基礎代謝”が活発になります。
基礎代謝が上がると、肌のターンオーバー（新陳代謝）は活性化し、肌の内部に溜まった過剰なメラニンも排出しやすくなります。
また、酵素風呂では発汗作用が促進されるので、メラニンだけでなく、大量の汗をかくことで、汗と一緒に身体の不要な不純物も追い出してくれます。
②美肌効果
酵素には”ミネラル”や”ビタミン”といった、豊富な栄養素が含まれています。
酵素風呂では、過剰に出たメラニンや身体の不要な不純物を取り除きながら、それらの豊富な栄養素を肌から直接摂取することで、肌をキレイにする効果も期待できます。
③保湿効果
肌には、肌荒れなどを引き起こす外部刺激から防御するための”肌バリア”機能が備わっています。
その、いわゆる天然の”肌バリア”を強化する、”セラミド”という成分があります。
酵素風呂に含まれる米ぬかには、先ほど述べた栄養素だけではなく、その”セラミド”もたっぷりと含まれています。
セラミドで満たされた肌は紫外線のダメージも軽減し、肌荒れを起こしにくい肌を作ってくれます。
またセラミドで満たされた肌の表面はキメ細かく潤っており、美肌にみせてくれる働きもあります。
◆参考リンク
「セラミド」とは？肌の保湿に欠かせない潤い成分（外部リンク）
酵素風呂に上記のようにメリットが多くありますが、やけど後のケアで酵素風呂を利用するにあたって注意点もあります。
酵素風呂には、体温や代謝が上がることで血行を促進し、自然治癒力（免疫力）を高める効果があります。
しかし、やけどなどによる”炎症が酷く、まだ治まっていないとき”や、”水ぶくれが破れて化膿しているとき”は、酵素風呂に入ってはいけません。
血行が促進されることで、炎症が広がったり悪化する恐れがあるので注意が必要です。
＊炎症が少しでも気になる人は、事前にお店のスタッフに相談しましょう。
まとめ
今回は”やけど”が原因でできる炎症後色素沈着について紹介しましたが、いかがだったでしょうか？
炎症後色素沈着は炎症が原因でできるシミなので、やけどだけでなく、ニキビ、虫刺され、かぶれ湿疹、怪我などによる炎症でも起きます。
炎症によってできたシミにお悩みの方は、継続的に酵素風呂に入ってケアすることで改善効果が高まります♪
うっかり熱いものに触れないように気を付けたり、帽子やサングラス、日焼け止めなどを使い酷いやけどにならないように注意して、毎日を健やかに過ごしましょう！
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