腸活での好転反応
こんにちは！みなさんも”腸活”に励んでいますか？
腸活と言っても様々な手法（ファスティング、プチ断食、グルテンフリー、など）がありますが、食事方法の改善などをしたときに、一時的に調子が悪くなる時があります。
せっかく腸内環境に気を使ってみたのに、お腹の調子が悪くなったり、肌トラブルや身体のだるさ、オナラがよく出るようになったりしたらショックですよね？
何より、腸活で身体に悪影響を与えてしまっているんじゃないか・・？と不安にもなりますし、このまま続けていいのか分からなくなって、怖くてやめてしまう人もいるかもしれませんね。
しかし、安心してください！
腸活によって起きる不調の多くは”好転反応”によるものです。
【好転反応】
”好転反応”という言葉は、ご存じでしょうか？
これは身体によい習慣を取り入れることで、身体に溜まっていた老廃物や毒素が体外に放出されます。
その放出する過程で、一時的に何かしらの不調が現れるという反応です。
＊身体に溜まっている老廃物や毒素が体外に放出する＝デトックス、とも言います。
ただし、その不調はデトックスによる好転反応ではなく、身体に合っていなくて起こる”副反応”（副作用とも言われています）による不調の可能性も捨てきれません。
そこで今回は”腸活と好転反応”について紹介します。
ちょっとした好転反応に不安になって、せっかくの腸活を止めてしまうはもったいないです。
好転反応と副反応の違いを見極めて、安心して腸活に取り組めるようになりましょう。
好転反応？副反応？
腸活でも、腸内環境が良くなる過程でこういった好転反応が起こる場合はあります。
食事改善などをはじめたときに調子が悪くなっても、過度に不安になる必要はありません。
しかし、あくまで好転反応による不調は”一時的”に起こるもので、不調がしばらく続く場合や症状が強く出る場合は副反応（副作用）が起きていると考えられます。
《副反応》
副反応とは、身体に合わず有害な反応が起きている、良くない状態なので、すぐに中止するべきです。
一時的に起こる好転反応の期間は、せいぜい1〜3日間、長くても1週間以内には治まると言われています。
それ以上長く続く場合は、体に合っていない副反応の可能性が高いので、すぐに中止しましょう。
【好転反応の主な症状】
急な食生活の変化で、身体はビックリしています。
好転反応は、個人差はあれど誰にでも起こりうる症状です。
次のような症状が現れても、好転反応の可能性を考慮して不安にならないようにして様子を見ましょう。
・体のだるさ、倦怠感
・頭痛、風邪のような症状
・下痢、便秘
・肌トラブル（炎症、湿疹、かゆみ、ニキビなど）
などがあります。
腸活によって身体のデトックス効果が強まります。
身体に毒素が多く溜まっている人ほど、デトックス効果による好転反応の症状が多く現れやすくなると言われています。
【自分に合った腸活】
ヨーグルトやお茶などの腸内環境をよくする食べ物でも、自分の体質に合っていない場合、副反応が起こる可能性があるので注意が必要です。
・乳製品・ヨーグルト
乳製品に含まれる乳糖（ラクトース）やカゼインは、人によってはアレルギー物質になるので注意が必要です。
また摂り過ぎると消化不良を起こして、お腹が緩くなったり下痢を起こすので合わない人は控えましょう。
・お茶
お茶の渋み成分に含まれる「カテキン」は、ポリフェノールの一種で抗酸化作用やコレステロール値を下げる、血糖値を抑えるなどといった様々な美容健康効果があります。
しかし、「カテキン」は摂り過ぎると、同様の渋み成分である「タンニン」という成分に変化します。
また、お茶によっては”カフェイン”も含まれており、タンニンもカフェインも適量なら胃腸を刺激し胃液を増やして消化を助けますが、多量に摂取すると胃粘膜を薄くさせ、消化不良を起こしたり下痢になったりします。
このように腸内環境に良い食べ物でも、体質に合わなかったり食べすぎ（飲みすぎ）ると身体には悪影響を引き起こす恐れがあるので注意しましょう。
目安としては、体調不調が２〜3日、長くとも１週間くらい続くようなら中止しましょう。
＊ただし、アレルギー反応の場合もあるので、その場合はすぐに中止しましょう。
アレルギー反応としては、
赤みがひどい＆熱を持つ、腫れ物、強い発疹などが肌や口の中にできる。
他にも息苦しい、ぜんそく、といった呼吸器の異常が出るなどの場合はアレルギー反応の疑いが強くなります。
アレルギー反応の疑いがある場合は、すぐに中止しましょう。
◆食物アレルギーの参考リンク
アレルギー対策 食物アレルギー（外部リンク）
好転反応の対処法
好転反応について分かったとしても、調子が悪くなるのはつらいと思います。
そこで、好転反応が出た時に、症状を和らげる方法についても知っておきましょう。
①軽い運動をする
ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動、ストレッチなどで身体を動かしましょう。
軽い運動をすることで血流が良くなり、また汗をかくことで身体の毒素や老廃物を放出するデトックス効果を高めることが期待できます。
もちろん、好転反応の症状が重い場合は無理をせず、あくまでできる範囲で軽い運動やストレッチをしてみましょう。
②お風呂にゆっくり浸かる・身体を温める
温かいお風呂にゆっくり浸かって、身体を温めましょう。
身体をじっくり温めることで、血行促進、発汗作用が高まりデトックス効果を促進させます。
38〜40℃くらいの湯船に15〜30分ほど浸かるようにしてみましょう。
＊のぼせないように注意してください。
③水分補給をしっかりする
身体が水分不足になると、血液がドロドロになり血行不良になったり、また便秘の原因にもなるので、適切に水分補給をしましょう。
特に軽い運動や、お風呂などで汗をかいたときは注意が必要です。
＊冷たい飲み物は身体を冷やしてしまうので、水分補給の際は避けて、なるべく常温か温かい水やお茶などで水分を摂りましょう。
④ファスティングなどの食事制限中の好転反応？
一定期間、固形物を控えて内臓を休ませる”ファスティング”と呼ばれる食事制限があります。
◆ファスティングのやり方など、詳しくはコチラの記事で👇
・話題の腸活にも最適な”ファスティング”とは？？その効果やオススメの方法もご紹介♪
・初めての方にオススメ！！”朝だけファスティング”とは？？その効果や方法についてご紹介♪
まれにファスティングなどの食事制限中、体のだるさや肌トラブルに加えて、眠気、頭痛などの症状が出る場合があります。
これはファスティングなどの食事制限によって、急に食事量が少なくなったことで身体は”低血糖”状態になっている恐れがあります。
《低血糖》
血糖値が異常に下がった状態を”低血糖”と呼びます。
◆参考リンク
低血糖の症状とは？原因・対処法（外部リンク）
もし、急な食事制限を試みて、頭痛や日中に強い眠気、めまいなどの症状が出た場合は低血糖の疑いがあります。
低血糖の対処法としては、ブドウ糖（10g）を補給して安静にしましょう。
ブドウ糖が含まれている物がない場合は、砂糖（20g）でもよいのでジュース（200ml）などを飲んですぐに糖分補給をしましょう。
＊低血糖に限らず、好転反応の症状があまりにもひどい場合は、食事制限などは中止し、場合によっては病院での治療を受けましょう。
まとめ
腸活などのデトックスの影響で、一時的に不調になる好転反応は誰にでも起こりうる症状です。
倦怠感や、肌トラブルが出ても不安にならず、しばらく様子を見てみましょう。
身体の中の老廃物や毒素のほとんど、75%はウンチ、20%はオシッコで排泄され、残りは汗や爪、髪の毛などから放出されると言われています。
腸内環境が悪いと、この排泄が上手くいかずに溜まった毒素が体内をめぐって不調になります。
たとえば、全身をめぐった毒素を、肌の代謝を利用して外に追い出そうとして、その時に肌はダメージを受け、肌トラブルの症状が起きてしまいます。
《腸活は身体をキレイにする》
腸活で排泄トラブルを解消することは、身体の老廃物や毒素をキレイにするうえで大変重要になります。
これから腸活をしてみようと思う人も、今までに溜まった老廃物や毒素をデトックスする過程で好転反応が現れる可能性が大いにあります。
腸活をはじめてみて、不調になってしまっても不安にならず「あぁ、いま身体の悪いものが出ていっているんだなぁ」と思って、冷静に様子を見ながら対処しましょう。
みなさんが、安心して腸活の習慣を続けられたらなと思います。
ぜひこちらもご覧ください👇
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